「世界と繋がる地方創生」 と
「東京オリンピック以降の新たな成長」
を目指してアジア初の大型国際拠点の実現を
ILC100人委員会の結成に向けて
Ⅰ.趣旨
人口減少という事態に直面し国力の低下が懸念される我が国にとって、国力の再生と成長の源となる未来への投資、その中でも科学技術の果たす役割は、益々大きくなっております。 こうした中、日本がアジア・世界の科学技術の盟主となり得る大きなチャンスが訪れています。それが、アジア初の国際研究機構の創設(国際リニアコライダー : ILC)計画です。ジュネーブ郊外にあるCERN (欧州原子核研究機構)の巨大円形加速器 (周長27km) でヒッグス粒子という特別な「素粒子」が発見され(2013年ノーベル物理学賞)ましたが、これを性能的に大きく凌駕する次世代・最新鋭の直線加速器ILCを中心とする一大研究拠点が新たに日本に誕生しようとしているのです。2004年から始まった世界協力での技術開発が実用段階に至り、政府での検討も進み、日米間での議論をする枠組みも設置されました。
世界のパートナー国政府がホスト国のリードの元で資金・技術・人を分担し、宇宙創生の謎に迫る国際拠点であり、世界中から最高の研究者が長年にわたり結集し続ける最高の科学と先進技術のメッカとなります。 基幹技術は超伝導を駆使した20kmに及ぶ「粒子線加速装置」です。この技術は医療で広く利用され、電池・創薬・材料開発で活躍し、更には核廃棄物の分離処理技術さえも期待されて、独自の計画を進めている中国などとの熾烈な競争が始まっています。
ILCは新たな地域と人を育て、人類の次世代の「知と技術のフロンティア」拠点となります。現在、既に大型の科学技術計画をホストしている欧米諸国は、次はアジア、特に日本にこのILC計画でのリーダーとしての役割を期待し、日本政府が踏み出すのを世界が待ち望む状況が生まれています.数十年に一度の機会です.「世界と繋がる地方創生」を生み出し、オリンピック以降の日本の成長の新しいモデルとなることが期待されます。
是非ともこの現実を国民に広く知って頂くため、国内外に批判・応援を含め広く発信する方々を募らせて頂きたく、有志各位にご参加を是非ともお願い申し上げます。
ILC100人委員会組織事務局
CERN
ILC計画
ILC100人委員会 委員一覧
こちらから、委員リストをダウンロードいただけます。
(付記)
リンク
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〇ILCに関する主な検討状況
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